2020年3月7日 / 最終更新日 : 2020年3月7日 SaitoAkishige 星の王子様 7 7 5日め、またヒツジのおかげで、この王子くんにまつわるなぞが、ひとつあきらかになった。その子は、なんのまえおきもなく、いきなりきいてきたんだ。ずっとひとりで、うーんとなやんでいたことが、とけたみたいに。「ヒツジがちい […]
2020年3月7日 / 最終更新日 : 2020年3月7日 SaitoAkishige 星の王子様 6 6 ねえ、王子くん。こんなふうに、ちょっとずつわかってきたんだ。きみがさみしく、ささやかに生きてきたって。ずっときみには、おだやかな夕ぐれしか、いやされるものがなかった。このことをはじめて知ったのは、4日めのあさ、その […]
2020年3月7日 / 最終更新日 : 2020年3月7日 SaitoAkishige 星の王子様 5 5 日に日にだんだんわかってきた。どんな星で、なぜそこを出るようになって、どういうたびをしてきたのか。どれも、とりとめなくしゃべっていて、なんとなくそういう話になったんだけど。そんなふうにして、3日めはバオバブのこわい […]
2020年3月7日 / 最終更新日 : 2020年3月7日 SaitoAkishige 星の王子様 4 4 こうして、だいじなことがもうひとつわかった。なんと、その子のすむ星は、いっけんのいえよりもちょっと大きいだけなんだ! 〈しょうわくせいB612の王子くん。〉 といっても、大げさにいうほどのことでもない。ごぞんじの […]
2020年3月7日 / 最終更新日 : 2020年3月7日 SaitoAkishige 星の王子様 3 3 その子がどこから来たのか、なかなかわからなかった。まさに気ままな王子くん、たくさんものをきいてくるわりには、こっちのことにはちっとも耳をかさない。たまたま口からでたことばから、ちょっとずつ見えてきたんだ。たとえば、 […]
2020年3月7日 / 最終更新日 : 2020年3月7日 SaitoAkishige 星の王子様 2 2 それまで、ぼくはずっとひとりぼっちだった。だれともうちとけられないまま、6年まえ、ちょっとおかしくなって、サハラさばくに下りた。ぼくのエンジンのなかで、なにかがこわれていた。ぼくには、みてくれるひとも、おきゃくさん […]
2020年3月7日 / 最終更新日 : 2020年3月7日 SaitoAkishige 星の王子様 1 1 ぼくが6つのとき、よんだ本にすばらしい絵があった。『ぜんぶほんとのはなし』という名まえの、しぜんのままの森について書かれた本で、そこに、ボアという大きなヘビがケモノをまるのみしようとするところがえがかれていたんだ。 […]
2020年3月7日 / 最終更新日 : 2020年3月7日 SaitoAkishige 星の王子様 レオン・ウェルトに 子どものみなさん、ゆるしてください。ぼくはこの本をひとりのおとなのひとにささげます。でもちゃんとしたわけがあるのです。そのおとなのひとは、ぼくのせかいでいちばんの友だちなんです。それにそのひとはなんでもわかるひとで、子 […]
2020年3月7日 / 最終更新日 : 2020年3月7日 SaitoAkishige ふしぎの国のアリス 『アリスはふしぎの国で』を読んでくれた子どものみなさんへ 子どものみなみなさま クリスマスなら、すっからかんな本の終わりでも、少々まじめなことを書いたってきっと場ちがいではないでしょう――ぼくは、「アリスはふしぎの国で」を読んでくれた何千もの子どもたちに、この場をかりてお礼を言 […]
2020年3月7日 / 最終更新日 : 2020年3月7日 SaitoAkishige ふしぎの国のアリス 12 アリスがわけを語る 「ここです!」と声を上げるアリス、とっさのことであたふた、この数分で自分の図体がどれだけでっかく育っていたかどわすれしちゃっててね、あんまりあわてて立ち上がったものだから、スカートのすそがひっかかっちゃって裁判員のいる箱 […]