『アリスはふしぎの国で』を読んでくれた子どものみなさんへ

子どものみなみなさま
 クリスマスなら、すっからかんな本の終わりでも、少々まじめなことを書いたってきっと場ちがいではないでしょう――ぼくは、「アリスはふしぎの国で」を読んでくれた何千もの子どもたちに、この場をかりてお礼を言いたいのです。みんな、ぼくの夢の子ちゃんを心から面白がってくれたんですもの。
 それこそ英国のいくつもの家庭で、幸せそうな顔であの子にようこそとほほえんでくれたこと、それからあの子が英国のいく人もの子どもたちに(きっと)むじゃきで楽しい時間をもたらしてくれたこと、そのことを考えるだけで、ぼくは生きててよかったと心から思います。今でもぼくには、顔も名前もわかる小さなお友だちがおおぜいいますが――この「アリス」を通じて、顔も知らない子どもたちとも、さらにたくさんたくさんお友だちになれたような気がしてならないのです。
 知ってる子にも、知らない子にも、ぼくの小さなお友だちみんなに、心の底から申し上げます、「メリー・クリスマス、ハッピー・ニュー・イヤー!」みなさんに主のごかごがありますように、そしてめぐるそのたびごとにいつもクリスマスがどんどん明るくすてきなものになっていきますように――その目には見えない友(かつては地上にて子どもたちを守ってくださった方)がおそばで明るく照らしてくださいますように――ほんとのほんとの幸せ、それだけが本当に持つねうちもある、ほかの人まで幸せにしちゃうような幸せを探して見つけたんだっていう、愛にあふれた人生のすてきな思い出がありますように!